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今回は、高感度インフルエンザ迅速検査システムの紹介です。当院では昨年末にインフルエンザ患者さんが増え始め、1月1日の休日当番には100人を超えるインフルエンザ患者さんが受診しました。最近は段々減ってきていますが、まだまだ油断禁物です。その際に、大活躍するのがインフルエンザを診断する検査システムです。検査をしたことのある方はご存じかもしれませんが、まず鼻の穴に綿棒を入れます(これがかなり痛い!)その綿棒を専用の液に入れ、液を試薬に垂らし、8分後に人の目で見て判定します。今まではその方法で検査を行っていましたが、この度新しく画期的な検査機器を導入しました。

テレビCM等でご存知の方もいらっしゃるかと思います。F社の検査機器で、綿棒を鼻の穴に入れ専用液に入れるのは従来通りですが、その後は機器にセットし、3分~15分で機器が判定してくれます。1月に入り、この機器を使用するようになりましたが、今までは熱が出て6時間以上経過しなければインフルエンザと判定出来ませんでしたが、この機器は、まだ熱が出ていない段階で咳の症状だけの患者さんもインフルエンザと判定されます。ということは、熱が出ていなくてもインフルエンザの診断ができ、早い段階での治療ができるということです。インフルエンザの辛い関節痛や、寒気、咳などが軽くて済み、患者さんにとっては嬉しいことだと思います。インフルエンザはまだまだ油断できません。うがい、手洗い、しっかり行いましょう!(外来:C.U)

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新しい検査機器。インフルエンザA型と判定!

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従来の検査試薬

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