月に1度の病棟会がありました。今回のテーマは「入院治療の事前説明」。外来診察にて入院の日程が決まった日に、患者さんに「クリティカルパス(入院治療の工程表みたいなもの)」を渡して、その内容を説明し、入院の数週間前から入院治療に対するイメージや内容の理解を持っていただこうというものです。このパスには、入院当日にはこの検査をして、この薬を飲んで、何日目に手術をして、この日からリハビリを始めて・・という入院期間中の一連の流れが、項目毎に日毎に書かれています。今までは、入院当日にこのパスを渡して説明していましたが、前もって説明することで、治療の具体的な〝予習〟をしていただき、患者さんの不安を解消し、治療への参加意欲を高めてもらおうという取り組みです。疾患によってパスの内容は違います。この日の病棟会では、職員が看護師役と患者役になり、この事前説明のロールプレイングを行いました。入院生活はつらく不安だと思いますが、疾患を正しく理解し、積極的に病気を克服していくために少しでもお役に立てたらと思いながら、工夫を重ねています。(2階:naruyama)
クリティカルパスの一部。見えにくくてすみません(-_-)