10月12日(月)体育の日、あけのアクロスタウンアクロスホールにて明野中央病院健康セミナー「骨と関節とリウマチの話」を開催しました。14:00開始のセミナーに先立ち、13:00よりホールロビーにて、血圧、体力測定や各種展示コーナーも開催しました。連休最終日にもかかわらず500名を超える多くの方々にご来場いただき、無事に盛会に開催できました。お忙しい中ご来場いただいた皆様、準備段階からご指導、ご協力いただいた皆様に心よりお礼申し上げます。 当院は、病院運営の基本方針の一つとして「地域の健康増進・病気の予防に努めます」を掲げています。また、本年7月より「こつ・かんせつ・リウマチセンター」を開設したこともあり、今回のテーマは「骨と関節とリウマチの話」としました。講師に当院こつ・かんせつ・リウマチセンター長の藤川陽祐、サイクルライフナビゲーターで健康管理士の絹代さん、沖縄在住の歌手砂川恵理歌さん、織部リウマチ科内科クリニック院長の織部元廣先生を迎え、短い時間の中に様々な内容を欲張って盛り込みました。 |
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当院こつ・かんせつ・リウマチセンター長の藤川陽祐は「骨と関節の話」をテーマに、骨が作られるしくみや骨粗鬆症、変形性関節症の発生メカニズムとその治療法、日常での注意点などについてスライドを示しながら説明しました。サイクルライフナビゲーターで健康管理士の絹代さんは「自転車で健康作り」をテーマに、実際にステージ上で自転車に乗り、自転車が心と体の健康に与える効果や自身の日頃の自転車ライフの楽しみ方について話してくれました。3人目の砂川さんは、「一粒の種になってでも生きていたい」というある癌患者の最期の言葉が詩になってできた「一粒の種」という歌を全国に広める活動をしている沖縄在住の歌手。日本各地の医療施設や学校などでチャリティーコンサートと花の種をプレゼントする「スマイル・シード・プロジェクト」を展開中です。介護職としての仕事も経験した砂川さんの穏やかで伸びやかな声が聴衆を魅了しました。4人目は織部リウマチ科内科クリニック院長の織部元廣先生が登場。患者さんにはおなじみの落ち着いた優しい声で、時折ユーモアも交えながらご自身の経験やリウマチ疾患の概論、特に近年の治療法の目覚ましい進歩、日常での注意点など興味深い話をしていただきました。 続くシンポジウムでは、会場から各ゲストへの質問もたくさんいただき、ステージと会場が一体となった充実した時間となりました。あるお客様が「膝が悪くて歩けなかったが、治療の結果元気に歩けるようになった」と発言され、実際に会場内を早足で歩いて見せて会場から大きな拍手が送られました。 ロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策の必要性が注目を集めています。イキイキとした活動的な毎日に欠かせない運動器官の健康。介護予防、寝たきり予防のためにも運動器の健康、それを支える「骨と関節」の健康は大変重要となります。今回のセミナーを通じて、地域の皆様の日頃の健康作りに少しでもお役に立てたらうれしく思います。 プログラム最後はステージと会場の皆様一緒に織部先生のギターに合わせて歌を合唱しました。「上を向いて歩こう」、「この広い野原いっぱい」・・・・ご来場いただいた皆様、開催に当たりご指導ご協力いただいた皆様に重ねて感謝いたします。ありがとうございました。 |
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あけのアクロスタウンでの健康セミナーに先立ち、当日会場に行けない当院の入院患者さんのために、同日11:00から当院1階リハビリテーションセンターを即席ライブハウスに模様替えし、砂川恵理歌さんのミニコンサートを行いました。ボランティア会の方々にもご参加いただき、入院患者さん約50名が砂川さんの素敵な歌声と楽しいお話で秋の休日のひとときを過ごしました。「十九の春」、「涙そうそう」など沖縄の歌を患者さんも一緒になって歌いました。そして、「一粒の種」のエピソードを披露、熱唱していただきました。掛け替えのない人生、家族への思い、生きる勇気を穏やかに語りかける砂川さんの歌に思わず涙をぬぐう方も・・・・。コンサート終了後、ヒマワリの可愛い種をいただきました。種はボランティア会の方に預け、当院の花壇に植えてもらうようお願いしました。大切に育て、たくさんの種が増えていくことを祈っています。 | |||||||||||||||||
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