明野中央病院健康セミナー

第3回 明野中央病院健康セミナー

ロコモ(ロコモティブシンドローム)予防
肩・腰・ひざの健康のために さわやか!運動のすすめ

11月20日(日)あけのアクロスタウン3階アクロスホールにて「第3回明野中央病院健康セミナー」を開催しました。今回は「ロコモ(ロコモティブシンドローム)予防」をテーマに取り上げ、肩・腰・ひざなどの運動器官の健康維持に対する運動の効果について専門家を迎えてさまざまな角度からスポットを当てました。ロコモ(ロコモティブシンドローム)とは、加齢などにより骨や関節、筋肉などの機能が衰えて、全身のバランス能力低下、転倒、骨折ひいては寝たきりなどにつながる危険性が高い状態のことです。この「ロコモ」予防に適度な運動が推奨されています。
セミナーに先立ち、当院職員による健康相談などの「健康フェア」を実施しました。血圧や血糖測定、骨粗鬆症のリスクを測る骨密度測定や、血管年齢、肺年齢測定検査、体力測定、最新の電動車椅子の試乗体験、リハビリ用のロボットスーツの体験コーナーなどに大勢の方のご参加をいただきました。
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血圧・血糖測定コーナー。検査の結果を看護師が説明しました 健康フェア会場は多くの方でにぎわいました
14時からのセミナーでは、特別講演として「健康と長寿は運動から~『ロコモ』って知っていますか?」と題し、宮崎大学医学部整形外科教授の帖佐悦男先生の講演を行いました。帖佐先生は、腰やひざなどの運動器疾患の研究・治療の専門医であり、医学面からスポーツ選手をサポートするスポーツドクターの第一人者としても幅広くご活躍、NHKテレビ「ここが聞きたい!名医にQ」にも出演しロコモティブシンドロームについて解説するなど、「ロコモ対策」の専門家です。講演では、7つのロコモチェックやロコモとメタボの関係、高齢者の運動の注意点など、ユーモアを交えてわかりやすく説明されました。
帖佐先生の講演に続き、「ロコモ体操でロコモ予防を」と題し、宮崎大学医学部附属病院リハビリテーション部技師長の宮﨑茂明先生による運動の実演指導を行いました。宮﨑先生は、理学療法士、日本体育協会公認アスレチックトレーナーであり、大学病院での治療・研究の傍ら、帖佐教授と共にロコモ予防の体操の開発・普及に幅広く活躍されています。講演では、ロコモ体操について具体的に解説をした後、実際にステージ上で実演していただきました。
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特別講演の宮崎大学医学部整形外科 帖佐悦男教授 宮崎大学医学部附属病院リハビリテーション部技師長 宮﨑茂明先生による体操の実演指導
本セミナーには、特別ゲストとして「ボウリングのさわやか律子さん」こと、中山律子さんをお迎えしました。中山さんは、1970年代に起こった空前のボウリングブームの立役者であり、女性初のパーフェクトゲーム達成やテレビCMの大ブレイクなど、人気、実力共に日本ボウリング界の第一人者として活躍されてきました。現在は、社団法人日本プロボウリング協会会長、ジャパンレディースボウリングクラブ会長として、日本のボウリング界全体の運営・指導に当たっています。講演では、ボウリングとの出会い、現役時代の苦労話、現在の職務や日頃の健康法など、「さわやかな」笑顔で話されました。会場にはOBSボウルのジュニアボウリングクラブの子供たちも集まってくれており、ステージ上でボウリングワンポイントレッスンも行われました。
最後に、当日の講師3名に当院の中村副院長も加わり、「自分に合った運動で、イキイキ活動的な毎日を!」をテーマに座談会を行いました。会場の参加者からの質問にも答えるなど、ステージと会場が一体となったアットホームな座談会となりました。
当セミナーにご参加いただいた方々に心よりお礼申し上げますと共に、今後とも地域の皆さまの健康作りに少しでも貢献できるよう、次回セミナーにつなげていきたいと思います。
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特別ゲスト中山律子さんの講演。後半にはボーリングのワンポイントレッスンも行われました 講師3名に当院の中村副院長が加わった座談会。会場からは健康に関する質問が多く寄せられました
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総合司会はOBSアナウンサー志賀江梨子さん
会場は大勢の参加者を迎え大盛況でした

2011/11/29
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