糖尿病相談会

第23回 糖尿病相談会

上手な食事療法

6月12日(土)第23回糖尿病相談会を開催しました。
今回は『食事』『運動』『薬物』療法がある中で、食事をテーマにとりあげました。
糖尿病で辛い食事制限。制限があるなかでも食材の選び方、調理方法次第でおいしく食べることができるということを管理栄養士が解説しました。

当日は高カロリーのカツ丼を食べていただき、普段の食事と変わらぬ味で食事を楽しむためにはどうすればよいかなど食材毎の上手な調理法について中村栄養士が解説しました。また今回は食品に使用されている甘味料(砂糖など)について解説し、最近多くなっている「カロリーゼロ」の人工甘味料の仕組みや調理での使用方法や注意点などの説明。食品の中に含まれる砂糖の量についても説明し、普段何気なく見るジュースの中にも多量の砂糖が含まれていることに会場から驚きの声が聞かれました。
参加者からは医師・薬剤師・栄養士へ普段の食事に対する質問や、薬と食事の食べ合わせなど普段深く聞くことのできない内容についての質問が多く寄せられました。
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院長から開催の挨拶。 まずは、各自のカロリーに合わせたご飯の分量を一緒に計ります。 このボリュームで低カロリーです。その秘密は!?
004.jpg 【カツ丼の料理のポイント】

①豚ロースを豚ひれ肉にする
②カツを揚げずに焼く
③カツ丼以外の料理を低カロリーのものにする
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今回のメニューと調理の上手な方法について解説。 多数のご参加をしていただき大盛況でした
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甘味料の違いについて解説。 ジュース内の砂糖量の写真
4分の1は砂糖で皆さん驚いていました。
スティックシュガーにするとこの位の砂糖です。
各社から出ているカロリーゼロのジュースに変更するなど上手に食事を楽しんでください。

砂糖によるカロリーの違い 人工甘味料と普通の砂糖との違い
名前 カロリー
上白糖 100gあたり 354kcal
三温糖 100gあたり 382kcal
黒糖 100gあたり 387kcal

砂糖
二糖類なので小腸で消化吸収される。
血糖値を上げ、肥満の原因になりやすい。


人工甘味料
大腸で発酵・吸収される
血糖値を上げないため、肥満の原因になりにくい。
色の黒い方がカロリーが低いのでどちらでもかまわない場合は白い砂糖より黒い砂糖を使うほうがカロリーを抑えられます。 人工甘味料を使うことで血糖値の上昇や肥満の原因を抑えることができる。

次回の糖尿病相談会も、参加者の皆さんが楽しんで糖尿病について学べるような企画に、明野中央病院糖尿病スタッフ一同取り組んでまいります。ご参加いただきありがとうございました。

2010/06/23

 

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