医療従事者の負担軽減対策
勤務医負担軽減計画
初診時の予診 | |
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現状 | WEB問診システムを使用している。タブレットにて患者自身が入力し、電子カルテと連動している。医師の負担は軽減されているが、診療科によってはWEB問診が適さない科もある。 |
課題 | WEB問診の内容の正確性に問題がある場合があり、内容の確認が必要。高齢者等タブレットの操作に不慣れな患者の入力情報の再確認が必要である。 |
今年度目標 |
WEB問診の内容の専門性について当院の仕様へカスタマイズを行う。 |
具体的対策 | WEB問診のメーカーと交渉する。カルテの音声入力は一部の医師が既に行っており、メリットについて他の診療科へも広げていく。 |
入院の説明 | |
現状 | 地域医療連携室の社会福祉士と看護師が行っている。タブレット等使用し効率的に説明を行っている。 |
課題 | 医師と看護師の負担は軽減されている。 |
今年度目標 | 現状を継続する。 |
服薬指導 | |
現状 | 薬剤師が行っており、医師の負担は軽減されている。 |
今年度目標 | 現状を継続する。 |
静脈採血 | |
現状 | 看護師が行っている。 |
課題 | 外来、病棟ともに看護師の負担も増加している。 |
今年度目標 | 外来での採血業務の一部を検査技師が行う。 |
具体的対策 | 検査技師が採血のトレーニングを行う。 |
検査手順説明 | |
現状 | 看護師が行っている。 |
今年度目標 | 現状を継続する。 |
時間外労働 | |
現状 | 2022年11月に勤怠管理システムを導入した。2022年6月に麻酔科1名、整形外科1名増員し常勤医師11名に戻した。手術日程の調整により残業時間は減少している。2022年10月に労基署の宿日直許可も取得した。 |
課題 | 更なる労働時間の短縮を図る。 |
今年度目標 | 勤怠管理システムの使用に慣れる。医療機械の導入等も含め業務の効率化を図る。 |
具体的対策 | 勤怠管理システムの使用に慣れる。医療機械の導入等も含め業務の効率化を図る。 |
事務作業補助 | |
現状 | 医師事務作業補助者は外来に7名配置し、医師の事務作業軽減に寄与している。 |
課題 | 外来患者数は更に増加しており、事務作業も煩雑になっている。 |
今年度目標 | WEB問診の内容の専門性について当院の仕様へカスタマイズを行う。 カルテの入力について音声入力を導入、使用拡大を図る。 |
具体的対策 | WEB問診のメーカーと交渉する。カルテの音声入力は一部の医師が既に行っており、メリットについて他の診療科へも広げていく。 |
当直 | |
現状 | 夜間、休日の当直は、院外の3名の開業医の先生方に協力いただき、月に約6日間の当直を担当してもらっている。このため、常勤医師の当直回数は概ね月2~3回程度となっている。2022年10月に労基署の宿日直許可も取得した。 |
課題 | 現状を継続 |
今年度目標 | 常勤医師の増員も含め、当直の負担を更に軽減できるよう努める。 |
具体的対策 | 常勤医師の増員、当直に協力してくれる開業医の先生方を更に確保するよう努める。 |
勤務計画上、連続当直を行わない勤務体制の実施 | |
現状 | 当直計画は総務課が作成。各医師から翌月の予定を提出してもらい、各月の当直表を作成している。都合の悪い日の当直を避け、当直が連続しないよう、各医師の当直回数が均衡するよう総務課が調整している。 |
課題 | 現状を継続 |
今年度目標 | 現状を継続する。 |
具体的対策 | 現状を維持する。 |
前日の終業時刻と翌日の始業時刻の間の一定時間の休息時間の確保(勤務間インターバル) | |
現状 | 当院は救急告示病院ではなく、時間外の外来患者の診療を原則として行っていない。また、入院患者への対応で睡眠時間が十分に取れなかった場合は、翌朝のミーティングで報告し、理事長、院長が当日の業務内容の調整を行うなど、休息時間の確保に努めている。2022年10月に労基署の宿日直許可も取得した。 |
課題 | 現状を継続 |
今年度目標 | 現状を継続する。 |
具体的対策 | 現状を維持する。 |
予定手術前日の当直や夜勤に対する配慮 | |
現状 | 予定手術前日の当直について予定してほしくないという希望についてできるだけ配慮している。 |
課題 | 現状を継続 |
今年度目標 | 現状を継続する。 |
具体的対策 | 現状を維持する。 |
看護職員負担軽減計画
共通 | |
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現状 | 新人・看護師・MAの研修を行っていくうえで、研修資料の作成、eラーニング準備等でスタッフの負担が大きい。また、管理者等の研修内容構成が難しく限界がある。 |
課題 |
研修コンテツ作成作業に限界 |
今年度目標 | 市販の℮ラーニングシステムを導入する。 |
具体的対策 | システム導入~運用 1)℮ラーニングシステム業者の抽出・試聴・検討後、システム導入を運営会議に申請する。 2)申請が可能となれば… ①℮ラーニング立ち上げメンバー選出(病院・看護部の教育委員) ②業者からの説明会 ③研修内容の振り分け作業(看護部はラダー別に作成・病院必須研修の計画作成) ④運用後、℮ラーニングの使用状況把握、問題抽出 |
共通 | |
現状 | コロナ等でスタッフの休みが重なった際、その部署への応援体制がとれない。 |
課題 | 各部署での業務内容が大きく違うため、応援体制で可能な業務内容とルールが定められていない。 |
今年度目標 | 他部署への応援可能看護師の育成 |
具体的対策 | 1.他部署からの応援時の業務内容抽出とマニュアル作成 2.部署配置の異動 |
2階病棟・3階病棟 | |
現状 | MAのマニュアル作成や勤務計画、研修等において看護師が全て(入力作業、企画等)の作業を行っている。 |
課題 | MAに関する業務マニュアル作成、MAに必要な学習内容等の決定も看護師が主になって行っている。 |
今年度目標 | MA主任を配置することで、マニュアル作成やMA勤務の作成・変更、研修企画等、看護師の管理下で、MA主任に一部業務の移譲を行う。 |
具体的対策 | 1.MA主任へ移譲する業務内容の抽出。業務内容の把握 2.業務移譲内容の可、不可の判定を師長と看護部長で行う。 3.依頼した内容(マニュアル作成や、研修企画等)の現状や進行状況の確認。また報告を受ける。 |
2階病棟・3階病棟 | |
現状 | MA内の業務の連絡、報告、相談全てが看護師対応である。 |
課題 | 看護師の判断が必要でない場合もあり、不効率である。 |
今年度目標 | MA内で相談窓口を一本化する。 |
具体的対策 | まず主任がMA内の連絡、相談、報告の窓口となり、主任から看護師へと情報の1本化を図る。その後問題が生じていないか現状の把握を師長が行う。状況を見ながら計画(上記内容含む)を進める。 |
手術室 | |
現状 | 手術スケジュールを師長が電カルシステムへ入力。 |
課題 | 入力ミスが考えられることと、作業する時間がかかる。 |
今年度目標 | 電カルシステムのみで手術スケジュールが有効に使用できる。 |
具体的対策 | 1.手術決定、予約を行い、月間の予定には「手術スケジュール」を使用している現状を、電カルシステムの範囲内で運用できないか再検討する。 2.電カル更新作業が今年度行われるため、新しい機能で運用できないか検討する。 |
外来 | |
現状 | 痛みセンター設立 |
課題 | 痛みセンター内の業務が外来管轄となり、業務内容が増え負担となる。(外来患者も増えている) |
今年度目標 | 痛みセンターにMEを配置し、外来看護師と業務分担を行う。 |
具体的対策 | 1.痛みセンター運用の検討・決定 2.ME業務内容の抽出と役割分担 3.物品管理の移譲 |